病気と医療について考える~栗野的通信
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ガンで旅だった妻への挽歌と、病気と医療についての考察。
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医療について考える(5)
 ここ数カ月、私は少し困っていた。
内視鏡検査をする必要性を感じているのだが、どこの病院に行けばいいのか決められなかったからだ。
以前検査してもらった病院に行くか、それとも新しいところに行くか、の選択ができなかった。
それぞれに一長一短があるからだ。

 従来の病院に行く長所はカルテ(データ)が残っているから、過去との比較ができるし、医師とのコミュニケーションが取りやすいという点だ。
病院を替えると過去データとの比較ができないが、初めての相手を診るため、医師の側に基本通りに診ようという意識も働くだろうし、方法(視点)が違ったりで、従来の病院では発見されなかった病気が発見される可能性もある。

 ただ、初めての病院は患者の側にデータがないから、医療技術の善し悪しを含め判断材料がないので不安がある。
私はどちらの選択をするか迷っていた。

 ところが、いよいよ体調不良で2日も寝込んだりしたため、どうしても病院に行く必要を感じていた。
そこで夜10時以降の飲食を控え、翌日の胃カメラ検査に備えた。
それでも当日の朝になってもなんとか行かなくてもいい理由を考えていた。
結局、選択したのはホームドクターのところでミニドックを受けることだった。

 女医さんだが(と言う言い方は少しおかしいが)、町の赤ひげ医師的で、医療の技術者と言うよりは病気の相談者的なところがあり、以前から高齢者が患者でよく来ていた。
 そこで検査を受けながら、その先生に胃カメラ検査について迷っていることを正直に話して相談してみた。

「最近は鎮静剤を打つところがほとんどです。その方が患者さんもゲーゲー苦しまなくていいし、ドクターも検査がしやすいから。意識がなくなっているわけではなく、その間にあなたも受け答えをしているはずです。覚えてないというだけで」

 私がホームドクターとしてその先生を信頼しているのは、常に患者にわかりやすい説明をしてくれることと、自分の医院でできないことは、別の病院を紹介してくれるし、その場ですぐ電話をし、紹介状を書いてくれるからだ。

 だから信頼しているというのは変な言い方だが、結局、医師と患者の信頼関係は情報開示とサービス、そして医療技術ではないかと思う。
最近流行りの言葉で言えばインフォームド・コンセント(十分に知らされたうえでの同意)である。

 私が胃カメラ検査を怖くなったのは、この情報開示(インフォームド・コンセント)がしっかりなされていなかったからだ。
説明不足で、しかも選択ができない中での診察・治療は怖い。
ホームドクターと話をしたお陰で私の不安はかなり和らぎ、やはり過去のカルテがある病院に行くか、という気持ちになり帰った。

 だが、その日の午後、知人から他の病院を紹介され、結局、新しい病院で検査を受けることにした。
そこは鎮静剤を打つ方法も打たない方法も選べると聞いたからだ。

 そして検査が始まった。
医師の説明を受けながら、モニターで自分の胃の内部を見ていく。
胃カメラが十二指腸の入り口までなかなか入りにくかったこともあり、時間もかかり、正直苦しかった。
でも、行われている診察をリアルタイムで見ている安心感はあった。
鎮静剤を打ってないため診察中ずっと緊張は続いたが。

 病院を替えるといろんな発見もあった。
「医師と患者の信頼関係は情報開示とサービス、そして医療技術」と先ほど書いたが、それらすべてのベースになるのはコミュニケーションである。
そして、このコミュニケーションを取りやすくするか否かは医師の態度が大きく影響しているということに気付いた。
事前説明をする時の態度、話すスピード、話し方によって、患者はその医師に信頼感を持ったり不安感を持ったりするのである。

 さらに追加すると、施設内空間の演出、デザインである。
そこまでいわなくても、例えば薄汚れた感じの診察台、カーテン、汚れた備品(モニターその他の機器)、埃がたまった待合室の棚などを見ると、とたんに不安感が増してくる。
どんなに技術はいいと言われても、いきなりそれを信ずる気持ちになれないのは当然だろう。

 いま多くの医療機関が経費削減、効率主義に走り、人を減らしている。
その結果、直接医療行為に関係ない部分には手が回らなくなり、掃除すら出来なくなっている。
だが、病院もサービス産業だという認識に医療関係者全員が立つべきではないだろうか。
そうする方が病院経営を立て直すことができるのではないかという気がした。

医療機関も、外部の人間を入れて改善委員会を作ってみてはどうだろう。
いっそNPOで医療機関経営改善委員会みたいなものを作ってみるか。
医療ミス・過誤、破廉恥行為など最近では「先生」はなんでもありになっている。
信頼される医療とは何かを考えるには外部の力を入れた方がいいし、そのためのお手伝いならしてみたいと思う。
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by kurino30 | 2004-12-13 01:31 | Trackback | Comments(3)
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Commented by miyaka at 2005-03-08 11:19 x
私は関西在住の 歳の女性です。

昨年3月避寒のため訪れた九州で、胃の痛みを覚えその地の医院で胃の内視鏡検査を受けました。
その際何の説明も無く検査ベッドで注射をされ、無意識のうちに検査は終わり、全員同室の回復室で覚醒しました。
夫は何の情報も無く待合室で長時間不安な思いでいたそうです。

その日は十分な思考も働かず帰りましたが、自分の胃を見ることを楽しみにしていた私は無駄な時間、経費をかけ、はじめての体験を奪われたことに納得できず、 後日
「インフォームドコンセント」のタイトルで受診した医院にメールを出し、また請求書の明細もファックスしてもらいました。

「申し訳ない誠意をもって対応するので電話でも来院でもしてくれ」とのメールが院長から届きました。
Commented by miyako at 2005-03-08 11:21 x
今年も2月から九州を訪れ、同医院の院長に面会しました。

1・患者のために良いようにしている、違を唱えた人はあなたが初めてで驚いた。

2・麻酔薬は少量で、検査中に説明している、患者は返事もしている、健忘という言葉を知っているか?

3・覚えていない人のために写真を渡している

話はこの3点に終始し、
また、付き添いがあれば一緒にモニターを見せるが付き添いの申告が無かったと言われました。
聞かれもしないのに付き添いの有無など申告しません。
インフォームドコンセントの必要性は認められず、水掛け論でした。
私は時間をとって診療妨害するつもりは無く、はっきりしている支払金額、(注文していない写真代と麻酔にかかった経費)の返還を求めました。

院長はこんな人は初めてを繰り返し、「今後、私は貴女を診ませんから」と立ち去り際に言われました。

写真代と麻酔薬の自己負担分(30円)が返還され、領収書に押捺までさせられました。
Commented by miyako at 2005-03-08 11:22 x
誠意ある対応とはかけ離れた医師の言葉に傷つき、もっと詳しく知りたく後日カルテの開示を求めに行きました。

院長は不在との事で院長夫人(医師)が「うちでは麻酔をすることを皆知っているので貴女のような人は想定していなかった」とにこやかに対応され、カルテのコピーを無料でくれました。

カルテにはドルミカム1/2A との記載があります。
この薬を調べたところ、意識をなくする麻酔薬(鎮静薬との表記もあり)です。
お酒を飲む人は麻酔が効きにくいといいますが私はまったく飲めない体質です。
検査はexaminer 欄にサインした人だと思いますが紹介されておらず顔も見ていません。

a. 麻酔は自己負担30円追加だけで出来るものなのか、

b. 検査中あらぬことを口走ったのではないか

c. 意識の無い時に何かされなかったか、

d. 回復室で私が見たように私も他人に自分の人事不省の姿を見られていた

このような新たな後味の悪い思いも湧いてきました。

「誠意ある対応」とはどういうものなのか?
納得のいかない私はどうすればいいのかどちらも具体的にはわかりません。