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「九州の技術」や「九州の頑張る企業」「栗野的視点」などを収録 ジャーナリスト栗野の辛口コラム~栗野的視点 ジャーナリスト、経営コンサルタント、コーディネーターとして活動しながら、中小企業の経営に関する講演も数多くこなす栗野が独自の視点で経済や経営、社会問題を論評 栗野的風景 写真と文で綴るフォトエッセイ。主に花の写真が多い。 最新のトラックバック
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医療について考える(6)
2005年 02月 13日
昨年12月から、九州の技術開発についての本を出版するための原稿書きに追われ、毎日毎日パソコンのキーボードを叩いています。
そのためだろうと思いますが、年が明けてから左手小指が腱鞘炎のようになり、痛くて腫れてきました。 とうとうたまらず、今月初め整形外科に行ってきたのですが、待ち時間3時間、診察10分。それもレントゲン撮影の時間を入れてです。 「朝起きた時は指が腫れて動かなかった」と言うと、若い医師が「動かしてみて」と言うから、指を動かすと「動くじゃないですか」だって。 「今はなんとか動くようになったのです」と答えましたが、この時は殴ってやりたい衝動に駆られました。 彼らは患者を思い遣る心を持ち合わせていないのでしょうかね。 それでもまだ元気な人はいいが、病院に行くのさえ大変な人が外来で行く時は、この待ち時間が苦痛以外の何ものでもない、というより症状を悪化させかねません。 しかも、大きな病院程待ち時間が長いときているから本当にたまりませんね。 一度、肋骨を骨折した人に付き添って病院に行ったことがありましたが、この時も3時間待たされました。 元気な人間でさえ3時間待合い室で待つのは疲れますから、骨折をした当の本人は死ぬ程の目だったのではないかと思います。 ところが、こういう状態に対して病院関係者は感覚が麻痺しているのか無頓着なのか分かりませんが、どこも一向に改善の気配さえ見せません。 せめて「長いことお待たせして済みませんね」のひと言でもあればいいと思いますが、どうもサービス業だという自覚がないから、医師もふんぞり返ってはいても、患者に優しい声を掛けようなどという気は毛頭ないようです。 もちろん例外的な医師はいるし、そういう医師を私自身も知っていますが、彼らはごくごく少数です。 実は妻が最初の病院、福岡大学病院を一時退院(改善の兆候が見られないので、これ以上病院にいても仕方がないので退院しなさいと「追い出された」)し、通院治療に替えた時のことです。 もらいに行く薬のサイクルがなぜか異なるため、毎週病院に行かなければなりません。 朝9時に行って診察の順番が来るのが12時、どうかすると1時になります。 1人で行かすわけにはいかないので、付いていくのですが、妻も遠慮して送ってくれれば後は帰っていいからと言います。 でも、帰宅後は診療疲れ(待ち疲れ)で夕方まで寝ていたと聞けば、やはりできるだけ付いていこうと思うのですが、仕事の関係でそうもいかないこともあります。 そのうち妻が「この薬も同じサイクルで出してもらえば一度で済むんだけどね」と言いました。 見ると別々にもらいに行っている薬は出される分量が2週間分なのです。 それなのに出すサイクルが違うから毎週もらいに行かなければならないわけです。 もし、出すサイクルを合わせてもらえば毎週ではなく2週間に一度通院すれば済みます。 たったそれだけのことで患者の負担は大きく軽減されるのです。 それで、そのことを担当医師に相談してみようということになりました。 ところが通院日に妻の体調が悪くなったので、私だけが薬をもらいに行くことになりました。 ついでに薬を出すサイクルを合わせてもらうように頼むことにしました。 担当医師は通院に変わっても入院中の担当医師と同じです。 そして、薬を出すサイクルを合わせるか、もしそれが無理ならせめて自宅の調剤薬局でサイクルがずれているもう一方の薬をもらえるようにできないかと頼んだのです。 すると、突然医師が怒り出しました。 薬だけを出しているのではない。患者の容態も聞いて診察をしているのだ。 それを本人が来ずになんだ、と怒り出したのです。 たしかにそうでしょう。 だが、今日は妻が動けないから代わりに薬だけでももらいに来たわけで、そのことは最初に医師に伝えています。 しかも毎週来るのが負担だからなんとかならないかと頼んでいるわけです。 どう考えても失礼な言い方をしたとは思えません。 にもかかわらず、沖縄地方出身のような名前のM医師は突然怒り出したのです。 これには逆にこちらがあっけにとられました。 まあ、それでも結局、薬を出すサイクルは合わせてくれましたが。 いま考えてもなぜこの時M医師が怒り出したのか分かりません。 もしかすると、患者から指図されたと思ったのかもしれません。 いつも患者に指図している立場だから、すこしでも逆のことをされると腹を立てるのかも分かりませんね。 実はM医師の態度についてはいろいろあり、その後妻は病院に行くのを嫌がるようになり、他の病院に転院することになりましたが、そのことは次回に触れます。
by kurino30
| 2005-02-13 23:25
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