病気と医療について考える~栗野的通信
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ガンで旅だった妻への挽歌と、病気と医療についての考察。
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妻の髪を洗う。
 「お前は奥さんがいなければ3日も生きられない。大事にしなければ罰が当たるぞ」
 学生時代の友達からよくそう言われていました。
それぐらい何も家のことをしたことがなかったからです。
自分が食べるインスタントラーメンでさえ作ったことがなかったほどですから、妻を入浴させ身体を洗ってやるなどということは考えたこともありません。
妻にしてもまさか私にそんなことをしてもらうなんて想像したこともなかったと思います。

 そんな亭主関白を地で行っていたような私がある日、妻の頭を洗ってやろうと思いたったのです。
秋の天気がいい日の午後でした。
「頭を洗ってやろうか」
「うん、うれしい。頭が洗いたかったんだ」
 妻はうれしそうな顔をしました。
その頃は腰が曲がり、自分一人では身体も洗えなくなりつつあり、1、2度母と一緒に入浴して洗ってもらっていました。

 私自身がそうですが、頭が痒いと結構イライラするものです。
イライラすれば考えもマイナスの方向に向かいます。
根本解決にはなりませんが、身体が軽くなれば少しは気分もスッキリして明るくなるのではないか。
そう思ったからです。

 それから浴槽に暖房器具を持ち込み、隙間に目張りをし、妻を連れて行きました。
入浴は疲れすぎるのでシャワーだけです。
お湯を出しっぱなしにして、浴槽内を湯気で一杯にしながら妻の身体を洗ってやるのです。
恥ずかしい話ですが、妻の身体を洗ってやったのはこの時が初めてです。
痩せた身体を見ると涙が出そうになりました。

 身体の次は頭です。
シャンプーを一杯付けて丁寧に洗ってやります。
頭を洗うのは上手というと変ですが、いつも床屋でこういう風に洗ってくれないかなとか、痒いところはそこではなく、ここだ、どうしてそこをすぐ通り過ぎるんだなどと感じていたので、自分がして欲しいことをしてやりましたから、総じてよかったはずです。

 「気持ちよかった。すっきりした。本当は頭を洗って欲しかったの。でも、あなたに洗ってと言い出せなくて」
 妻はそう言って喜んでくれました。
ちょっと照れくさい気分です。
でも、気分は複雑です。
頭を洗うことぐらいでそんなに喜んでくれるということは、それぐらい私は妻に何もしてなかったということですから。
こんなことなら、もっと早くいろんなことをしておけばよかった。
またしても反省です。
それでも互いの心が一歩近付いた気がしました。
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by kurino30 | 2005-02-24 18:29 | Trackback | Comments(0)
静かな夜を
 今日は32年目の結婚記念日。
昨日の講演の疲れか、風邪気味だからか、朝からバイオリズムが底なし沼に沈むように落ちている。
明け方の夢見も悪かった。
体調に不安を感じてIMBにアガリクスを注文した。
今夜は妻と2人で静かな夜を過ごそうと思う。
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by kurino30 | 2005-02-15 16:03 | Trackback | Comments(0)
医療について考える(6)
 昨年12月から、九州の技術開発についての本を出版するための原稿書きに追われ、毎日毎日パソコンのキーボードを叩いています。
そのためだろうと思いますが、年が明けてから左手小指が腱鞘炎のようになり、痛くて腫れてきました。
とうとうたまらず、今月初め整形外科に行ってきたのですが、待ち時間3時間、診察10分。それもレントゲン撮影の時間を入れてです。
「朝起きた時は指が腫れて動かなかった」と言うと、若い医師が「動かしてみて」と言うから、指を動かすと「動くじゃないですか」だって。
「今はなんとか動くようになったのです」と答えましたが、この時は殴ってやりたい衝動に駆られました。
彼らは患者を思い遣る心を持ち合わせていないのでしょうかね。

 それでもまだ元気な人はいいが、病院に行くのさえ大変な人が外来で行く時は、この待ち時間が苦痛以外の何ものでもない、というより症状を悪化させかねません。
しかも、大きな病院程待ち時間が長いときているから本当にたまりませんね。
一度、肋骨を骨折した人に付き添って病院に行ったことがありましたが、この時も3時間待たされました。
元気な人間でさえ3時間待合い室で待つのは疲れますから、骨折をした当の本人は死ぬ程の目だったのではないかと思います。

 ところが、こういう状態に対して病院関係者は感覚が麻痺しているのか無頓着なのか分かりませんが、どこも一向に改善の気配さえ見せません。
せめて「長いことお待たせして済みませんね」のひと言でもあればいいと思いますが、どうもサービス業だという自覚がないから、医師もふんぞり返ってはいても、患者に優しい声を掛けようなどという気は毛頭ないようです。
もちろん例外的な医師はいるし、そういう医師を私自身も知っていますが、彼らはごくごく少数です。

 実は妻が最初の病院、福岡大学病院を一時退院(改善の兆候が見られないので、これ以上病院にいても仕方がないので退院しなさいと「追い出された」)し、通院治療に替えた時のことです。
もらいに行く薬のサイクルがなぜか異なるため、毎週病院に行かなければなりません。
朝9時に行って診察の順番が来るのが12時、どうかすると1時になります。
1人で行かすわけにはいかないので、付いていくのですが、妻も遠慮して送ってくれれば後は帰っていいからと言います。
でも、帰宅後は診療疲れ(待ち疲れ)で夕方まで寝ていたと聞けば、やはりできるだけ付いていこうと思うのですが、仕事の関係でそうもいかないこともあります。

 そのうち妻が「この薬も同じサイクルで出してもらえば一度で済むんだけどね」と言いました。
見ると別々にもらいに行っている薬は出される分量が2週間分なのです。
それなのに出すサイクルが違うから毎週もらいに行かなければならないわけです。
もし、出すサイクルを合わせてもらえば毎週ではなく2週間に一度通院すれば済みます。
たったそれだけのことで患者の負担は大きく軽減されるのです。
それで、そのことを担当医師に相談してみようということになりました。

 ところが通院日に妻の体調が悪くなったので、私だけが薬をもらいに行くことになりました。
ついでに薬を出すサイクルを合わせてもらうように頼むことにしました。
担当医師は通院に変わっても入院中の担当医師と同じです。

 そして、薬を出すサイクルを合わせるか、もしそれが無理ならせめて自宅の調剤薬局でサイクルがずれているもう一方の薬をもらえるようにできないかと頼んだのです。
 すると、突然医師が怒り出しました。
薬だけを出しているのではない。患者の容態も聞いて診察をしているのだ。
それを本人が来ずになんだ、と怒り出したのです。
たしかにそうでしょう。
だが、今日は妻が動けないから代わりに薬だけでももらいに来たわけで、そのことは最初に医師に伝えています。
しかも毎週来るのが負担だからなんとかならないかと頼んでいるわけです。

 どう考えても失礼な言い方をしたとは思えません。
にもかかわらず、沖縄地方出身のような名前のM医師は突然怒り出したのです。
これには逆にこちらがあっけにとられました。
まあ、それでも結局、薬を出すサイクルは合わせてくれましたが。

 いま考えてもなぜこの時M医師が怒り出したのか分かりません。
もしかすると、患者から指図されたと思ったのかもしれません。
いつも患者に指図している立場だから、すこしでも逆のことをされると腹を立てるのかも分かりませんね。
 実はM医師の態度についてはいろいろあり、その後妻は病院に行くのを嫌がるようになり、他の病院に転院することになりましたが、そのことは次回に触れます。
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by kurino30 | 2005-02-13 23:25 | Trackback | Comments(0)