病気と医療について考える~栗野的通信
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ガンで旅だった妻への挽歌と、病気と医療についての考察。
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枯れた庭の木。
 クリスマスイブにサンタクロースの格好で妻を見舞いに来てくれたS君は、翌年の初盆の時にも母子でお参りに来てくれました。
その時もこの娘のひと言で心が慰められました。

しばらく話をした後に部屋を見回して彼女がこう言ったのです。
「きっと課長、私達の話を聞きながら笑っているよ。お盆には帰ってくると言うから。きっとその辺にいると思う」
そう言って周囲を見回すのです。
なんと優しい娘なんだろう。

「そうだね」
と答えるのが精一杯でした。
それ以上は声になりませんでした。

父の日にも母子でお参りに来てくれました。
「課長がいたらプレゼントをしていたと思うから」
と言って、靴下セットを私にプレゼントしてくれたのです。

 盆には死者が帰ってくると言います。
もし、そうなら、盆が終わってもそのままずっと居て欲しい。
そう思いながら私も部屋を見回しました。
そのままだと涙がこぼれそうになったからです。

 我が家は神道ですからお盆だからといって特別に何かすることはありません。
それでも初盆はお参りの人が来るかも分からないと思い、盆前に妻を連れて帰省しました。
旅立つ直前にも「江見に帰りたいな」と母に言っていました。
薄れゆく意識の中で私の実家に帰りたいと言うのです。
以後、私は帰省する時は必ず助手席に妻を乗せて帰るようにしています。

「葬儀が終わって帰って見たら、庭の榊が枯れていた」
母が庭の木を指さしてそう言いました。
神棚にお供えする榊を庭に植えていたのですが、その榊が妻の旅立ちと時を同じくして枯れたのです。

 妻と父が庭に植えた榊でした。
その父も6年前に亡くなり、いままた妻が旅立ちました。
植えてくれた人が居なくなったのを悲しんで、木も枯れたのか・・・。
原因は分かりません。
だが、他の木はどうもないのに榊だけが枯れていたのです。

 不思議なこともあるものです。
木に人と同じような心があるとは考えられません。
でも、あまりのタイミングのよさに、そんなこともあるのかもと思ってしまいました。
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by kurino30 | 2004-12-22 09:36